協議会メンバー#02

さんろく自然塾うめだファーム

楳田 高士さん
楳田 敬子さん

「おかえりなさい」が合言葉。誰もがゆっくりできる場所に

金剛山麓に御所市第1号の「民泊」誕生

金剛・葛城山の麓を走る県道30号線。「山麓線」の愛称で親しまれているこの道から、増地区の集落に入ると、見えてくる「さんろく自然塾うめだファーム」。御所市初の民泊第1号です。敷地内にはカフェも併設していて、登山や歴史ファンに人気のお店です。

運営しているのは、元大学教授で医学博士の楳田高士さんと、元小学校長の敬子さん夫妻。高士さんの実家の隣で長年空き家だった家を買い取り、和洋モダンな建物に改修。2017年11月に「さんろくカフェ」を、民泊制度が始まった2018年6月には「さんろくのおうち」として、民泊を始めました。

五感を解放する居心地の良い場所

最初はコーヒーと手作りのチーズケーキとシフォンケーキからスタート。口コミでお客さんが広がり、ランチの希望もあって「茶房ダムカレー」が誕生。そのほかにも季節に応じたランチや会席料理など、お客様に応じてランチを提供しているという。「またいきたいと思ってもらえるような店づくりに取り組んできました」と敬子さん。

「ここにはテレビはありません。風の音や川の流れる音、鳥のさえずり、いろんな自然の音に耳を傾けてほしい」と高士さん。自然のなかに身をおくことで、都会の中で息がつまってしまった感覚を取り戻すきっかけになれば、と、できるだけのんびり滞在することを勧めているそうです。

また体験農園、薪割り体験、農園で活躍する乗り物体験など、ほかでもあまりできないような面白い体験もたくさん。2021年春にはピザ窯を設置し、新たにピザづくり体験も企画しています。

さんろく発!ヘルスツーリズム

最近、力を入れているのは「薬草の栽培」。金剛葛城山麓でも薬草が採れ、御所は数百年前から、和薬を作り続けてきた漢方の産地でもありました。東洋医学が専門の高士さんはここに注目し、「病気になる前に、予防医学としての薬草や漢方を日常に取り入れてほしい」と、自分たち当帰や芍薬の栽培をはじめました。といっても、いきなり薬膳とか、漢方では、ハードルが高すぎるので、まずは「食養生」という、旬の食材を使った料理や、自然のなかで体を動かすプログラムなど、身近に取り組めるプログラムを考えているそうです。
「ここに泊まりにきてもらった人が心身ともに健康になって帰ってもらえるたら、いいですね」。

楳田さんのおすすめ

伏見八幡神社からの眺めが最高です。雲海、雨が降ったあと、どの季節でもどの時間でも、一期一会の景色をぜひみてほしいです。
伏見八幡神社からの眺め

Information

さんろく自然塾うめだファーム
〒639-2327 奈良県御所市大字増606
TEL : 080-4010-3600
http://36umeda.com
カフェは、水曜・土曜の10:00〜17:00のみ営業

杉浦農園 代表

杉浦 英二さん

天空の棚田で里山循環型の農業を目指す

さんろく自然塾うめだファーム

楳田 高士さん 敬子さん

「おかえりなさい」が合言葉。

郵便名柄館 Tegami cafe

高村 るり子さん

食を通じて魅力を伝えたい。

Cafe・民泊「母屋 森本」

森本 俊己さん 淳子さん

出会いと繋がりを大切に。

さんろく自然塾うめだファーム

楳田 高士さん 敬子さん

「おかえりなさい」が合言葉。

郵便名柄館 Tegami cafe

高村 るり子さん

食を通じて魅力を伝えたい。